上野公園の蓮の花も終了の気配
葉がグングン伸びて残り少ない花が埋もれていました。

夏休みも残りわずか
不忍池は広くて
その上の空も広く気持ちがいいです。
夕方のお散歩ならだいぶ涼しく楽しめると思いますので、お近くの方はぜひ。
ポツポツ残っている蓮の花もまだ楽しめますよ^^

花びらが落ちてレンコンみたいな穴が沢山お目見えしています。
この中で”蓮の実”が大きくなり乾燥させると「蓮子(レンシ)」という生薬となり
元気を補ったり、気持ちを落ち着かせてくれたりする働きを持っています。
またこの「蓮子」の真ん中にある芯は「蓮芯(レンシン)」と言って
熱を冷ましてくれたり、実である「蓮子」と同様に気持ちを落ち着かせてくれたりします。
蓮の葉も「荷葉(カヨウ)」といって蒸し物やおこわを作る際に敷いたりくるんだり
お茶にしたりで、水のさばきを助けてくれるんです。

「蓮子」はお料理にも使いますし
「蓮芯」は苦味の効いたお茶として飲みます。
これらを日本で購入する場合には芯は取ってくれている事がほとんど。
すぐに食材として使えるのは手間がなくありがたいですね。
そしてそして
忘れてならないのは地下茎であるお馴染み「蓮根(レンコン)」さん。
これから冬に向かって秋の旬がやってきます。

晩夏からは、この「蓮根」はオススメの食材。
薬膳では
体の不要な熱を冷ます手伝いをしつつ
秋以降に乾燥してくる呼吸器系を潤してくれるとされています。
元気を補ってくれる「蓮子」も使って
汁ごといただく事のできるスープやおこわ(炊き込みご飯)などいいですね。

神秘的な花で楽しませてくれた後に
実も茎も葉もいただける。。蓮は便利に使える優秀選手です。
こんなにあるんだから少し分けて欲しいよなぁ。。w

この記事を書いた人

tomomikimura