あさがお

アサガオの花
夏~って感じで大好きです。

そんなアサガオ
実は瀉下薬(下剤)として中国から伝わってきた生薬だってご存じでしたか?
種は俊下逐水薬<シュンカチクスイヤク>といい
下剤の中でも激しい反応を起こす生薬の1つで<牽牛子(けんごし)>といいます。

「これは下剤だよ」
というザックリとした括りで伝わってしまったがために
みんなが飲んでみんなが苦しんで。。こりゃ使えないーとなり。
一般的に使うには強すぎて難しいと判断されて民間に広まる事がなくなっていく経過の中で
「あら?お花はキレイ♪」と
誰かが言ったか言わずかは定かでありませんが
結果的に観賞用として
俳句の季語になるまでに日本の夏の風物詩となるほどに広がったとか。

もちろん
この牽牛子
きちんと使えばしっかり効く良いお薬ですよ念のためw

余談ですが
アサガオは夏ではなく秋の季語。
これは暦の関係からで
明治初期までの旧暦では アサガオの咲く現在の8月は旧暦では7月。
春:1月 2月 3月
夏:4月 5月 6月
秋:7月 8月 9月
冬:10月 11月 12月
7月をみると秋にありますね。
ですのでアサガオの季語は秋となります。
そろそろ整備しちゃってもいいような。。なんて思ってしまうのは
無粋なのでしょうか。。

歴史を掘り返してみると
なかなか面白い話しに出合う事が出来るよう様です。

この記事を書いた人

tomomikimura